カーリングは紳士なスポーツと言われています。
 ここにあげてあることが主なマナーです。
 
◆相手チームがストーンを投げる時
 シートの端(基本的にホッグライン付近)で静かにしている。
 むやみに動いたりしない。
 投げた時ストーンから手が離れたら動いてもOKです。
 だからといって、まったく動いてはいけないのではなく、投球の
 妨げにならない程度ってことです。
◆アイスにキズをつけてはいけない
 故意にキズをつけてはいけない。
 もちろん、これはどんなスポーツでも同じですよね。
 よくあることは、ストーンを投げたあと手を氷にぺタッとつけてしまう・・・。
 そうすると氷に手形がついてしまいます。ストーンは少しの段差でも
 影響を受けてしまいます。
 何よりも、その溶けてしまった部分を平らにするのが大変です。 
◆ストーンにさわってしまったら・・・
 自分のチームの投球している最中(スウィ−ピング中)のストーンに
 触ったのならば、そのストーンは失格(アウト)になります。
 相手のストーンにさわってしまったら、相手チームのスキップと確認し合い
 もとの場所に戻します。
 その他いろいろなシチュエーションがありますが、どんな時も正直に
 自己報告し、大会の時であれば審判にその旨すぐに報告すること。
◆ゴミを落とさない(ブラシ掃除)
 小さなゴミや髪の毛でも、投げたストーンの方向が急に変わったり
 止まってしまったりします。
 特に毛のブラシを使っている場合、毛が抜けないように十分に
 手入れをする。
 ブラシの毛やゴミが落ちているのに気がついたら速やかに拾うか
 端に寄せる。
◆時間をかけすぎない
 正式な大会だと時間制限がありますが、基本的に国内の大会では
 ありません。
 しかし、あまりにも作戦に悩み時間をかけすぎたり、投球までの時間が
 長かったりするのはマナー違反。
 悩む時間はほどほどに。自分の投球順番になったら素早く準備をする。 
◆勝ったチームが掃除をする
 ローカルな大会や練習試合では、試合が終わったあと自分達でシートの
 掃除をします。
 この場合、基本的に勝ったチームが掃除をすることになっています。

 

カーリング精神

 カーリングは技量と伝統のスポーツです。
 的確に達成されショットは、見た目にも楽しいものですが、それだけにとどまらず、ゲームの真髄に
 活かされている由緒ある伝統を観ることは、素晴らしいことです。
 カーラーは勝つためにプレーしますが、決して相手をいやしめるようなことはしません。
 真のカーラーは、フェアーでない勝ちよりも、むしろ負けることを選びます。
 良いカーラーは、相手の気を散らしたり、相手のベストを尽くしたプレーを妨げるようなことは決してしません。
 カーラーは、意図的に競技の規則や慣習を破ることは決してしません。
 しかし、不注意にも破ってしまい、それに気づいた場合は、まっさきに違反を申し出ます。
 カーリングゲームの主な目的は、競技者の相対的な技量を決定することですが、一方、ゲームの精神は、
 立派なスポーツマンシップ、親切な思いやり、高潔な態度を強く求めています。

 この精神は、競技規則の解釈や適用に活かされるべきであると同時に、アイス上、アイス外を問わず、
 すべての参加関係者の行為に活かされるべきです。 

                                 (世界カーリング連盟「オフィシャルハンドブック」より)     


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